京都こみち日記

こみちを歩く こみちに迷う 日々のこと

読書

骨ストレッチ

先日読んだ『筋肉よりも骨を使え!』つながりで、骨ストレッチの講習会を受講した。笛を演奏する時の身体の使い方で何かヒントになる事があるかと思って行ってみたが、いきなり立ち姿勢から参考になった。早速習った立ち姿勢を意識して、夜に稽古で2時間下駄…

『「筋肉」よりも「骨」を使え!』

甲野善紀、松村卓対談 笛のグループレッスンの始めに中高年のための準備体操をやっているのだが、この本の中に紹介されている方法をクラスメイトにもぜひ試してもらおう、と思った。いくつか自分でやってみて、管(笛)と頭蓋骨と鎖骨が響き合うのを一瞬だけ…

「できなくなってはじめてできること」

月曜日の昼間にもかかわらず、大学の講堂は満員だった。このことからも、いかに「無料」の企画には人が集まるか、、、いやいや、わっしーファンが多いかがうかがい知れるだろう。とはいえ、東大の玄田先生の話もとても面白可笑しく、わたくしも含めて場内は…

京都文化のハードコア

ワッシーの追っかけのようになってきた。基調講演、鷲田先生の「〈きょうと〉というスタイル、KYOTOという価値」を拝聴。金剛能楽堂の一番後ろの屋根?付きの席、という環境にも後押しされて、開始5分後には寝入ってしまった。けれどその後の4人の先生方によ…

『花のベッドでひるねして』よしもとばなな著

・・・良くなったのでも悪くなったのでもない、ただ動いただけ。 そんなことを考えながら、世界と私はいつものようにきらきらとした目でお互いを賞賛し合い、見つめ合っていた。 そうそう、こっちが見ているだけじゃない。向こうも見ているんだ。・・・162ペ…

メモ

板倉造り 伊勢神宮 工法 木造 篠笛奏者 佐藤和哉

『肌断食−スキンケア、やめました』平野卿子著

65歳の平野さん(ドイツ語翻訳家)が、スキンケア(基礎化粧品を使うこと、後に石鹸、シャンプーリンスも)をやめた際の記録。 その経過や効用に関しては、わたくしもほぼ同じで共感したのだが、他に印象に残った箇所は、彼女が若い頃、ドイツ留学時代の学友…

『哲学入門 死ぬのは僕らだ!』門脇 健著

春琴堂書店では売り切れていたが、門脇先生所属かつ我が母校隣の大垣書店では、先生の似顔絵付きのポップを添えて積まれていた。そらそうやろ。これも正月休みに読もうと思って仕入れて、まだ読んでいないが、その内容がわたくしの好みであることは、読まな…

『なめらかな社会とその敵』鈴木 健著

冬休み中に読もうと、昼休みに府立図書館で借りていたのだが、うっかりして事務所に置いてきた。 しかしその内容がわたくしの好みであることは、読まなくても判る。なぜなら、著者の名前がわたくしの好きな「健」さんだからだ。実はこの本を読もうと思った第…

甘い一日

珍しく、三食も外食をした。最近は糖質(炭水化物や砂糖っ気等)をなるべく減らしていたからか、久しぶりに口にする甘いものを、これまでより一層甘く感じた。そして糖質以外の食物なら満腹感を感じたらそこで食べるのを自然とやめるのに、糖質を食べると満…

わっしー講演会

明日の笛の発表会、来週の出張仕事を前に、今週はお尻どころか背中全体に火がついているカチカチ山状態なのだが、鷲田先生ファンのわたくしとしては、なにがなんでも先生のお話を聞き逃すわけにはいかない。しかし背中の火の温かさがたたって、かぶりつきの…

『神様が殺してくれる』

工学博士の森博嗣著。この小説の内容はさておき。 「神さんが守ってくれる」と「神様が殺してくれる」は同義文だと考えたことが、いや、実際に経験したことが、ある。

『開店休業』吉本隆明・ハルノ宵子

京都では「よそはよそ、ウチはウチ」という目には見えない線引きがあるので、他所の家のことにはあまり興味がない。しかしこの本の著者の父娘は、愛読しているよしもとばななさんの日記やエッセイにも父、姉としてよく登場し、その言動や有り様がすごく興味…

『精神科養生のコツ 改訂』神田橋條治著

公演期間中、体調に異変は無く、むしろこの猛暑にも関わらず安定しているのだが、いかんせん精神が興奮しっぱなしである。特に鉦の音が耳について離れず、寝ても眠った気がしないので、この本を読んで一つ二つ養生法をやってみた。すると、職場のソファでぐ…

伊能忠敬の日本図@大谷大学博物館

在学当時、わたくしたちが毎日使っていた体育館及び部室棟跡に、10年前にできた博物館。馴染み深い体育館が壊された寂しさと学内稀に見る巨大な建物に対する暑苦しさからか、建った当初は「ムダに広いだけやで」という風評がたっていた。しかし1Fの博物館は…

「探究する子どもをどのように育てるか」

わっしーファンかつ昔、教育哲学を専攻した者としては、高校生の保護者のフリをしてでも聴講したい、大谷大学オープンキャンパスの一企画で、哲学科教授の鷲田清一先生と元堀川高校校長の荒瀬先生のシンポジウム。同時に教育免許更新のための講習会でもあっ…

「京都の平熱」鷲田清一著

パッと本を開くと、字が小っちゃいので、読み始めるのにちょっと躊躇するが、読んだらおもしろい。何度も京都に来たり、昔暮らしていた人など、京都通(つう)にとっては必読の書。ディープな京都を思い返せる。

『あまちゃん』

超久しぶりにテレビ番組を熱心に見て笑っている。それはNHKの『あまちゃん』。まずママ役のキョンキョン演じる春子さんとわたくしが同年代ゆえに、特に春子さんの高校生時代の回想シーンではもうイタ気持ちいい位に共感して、当時の出来事を思い出してし…

優しさ≠甘さ

春の発表会で演奏する「ねんねころいち」は、奈良の子守唄なので、素朴で優しい、聴いていたら眠たくなるような音が出ればいいなと思うのだが、そういう音の印象と技術的な事は反比例する。つまり、唇の力を抜いて優しくピントを甘くして吹いても、ちっとも…

初買い

新年早々、地味に靴下と本を買った。が、靴下は3足、本に至っては10冊!と派手に買い込んだぜ!ブックオフという大型古本屋さんの前を通りがかったら、三が日は全品20パーセントオフとのことで、どんな本があるのか?と偵察がてら入っただけなのだが、気がつ…

体調管理本

二冊とも題名に「ダイエット」とあるのでなんだかキャッチーな印象があるが、ここで紹介されている「糖質制限(食)」を、元々細身ゆえ痩せる必要の無いわたくしが人体実験してみたところ、ダイエットのみならず中年期の体調管理にもおおいに効果ありだと体…

 おすわり?

飛行機内で、「シートベルトランプが消えるまで、おすわりのままお待ちください」というアナウンスが毎回必ずある。同行者は「おすわりって、、犬になった気分」と毎回言う。そう言われてみれば自分では「おかけくださいませ」と言うなぁ。外国の人には「腰掛ける」…

『舟を編む』三浦しをん著

登場人物全員が素敵。久しぶりに小説を読んだが、すごく面白かった。書評にこんな平凡な単語しか並べられないのが、いかにも片手間仕事でイヤになる。あ、仕事じゃなくて、単なる趣味やった。

塩糀ラブ

塩糀ブームの発端はこの本でこの店なのだそうだ。 わたくしがたまに買うのは事務所の近所の、大阪屋さん。しかし最近はスーパーでもみかけるほど流行っている。よく見ると、材料の米がアメリカ産だったりして、戸惑ったりもするけど。 それにしても塩糀はほんと…

『放浪の天才数学者エルデシュ』ポール・ホフマン著、平石律子訳

ついこの間まで(1996年没)まで、こんなとんでもない天才数学者とその仲間たちが存在していたとは露とも知らなかった。数学についてはさておき(わたくしには出てくる数式の一つたりともわからないので)、晩年は究極の「もたない男」!彼の日常の行動は、…

畑部、雨天→31日に順延

本日予定していた植え付け作業は、昨日からの雨でまたまた順延し、次週31日(土)に再々チャレンジします。例のごとく午前10時頃から午前中の間、作業します。わたくしは、キタアカリという品種のジャガイモと、生姜、ニラを植えようかと思っています。…

『もたない男』中崎タツヤ著

読みながら、何度爆笑したか。筆者は漫画家だが、自分の「物を買う、捨てる」という性癖について文章にした本。こんまりさんの場合は感心したが、筆者の場合はあっけにとられたというかなんというか。オタクとか言っても、女性は割とバランスがとれている人…

『人生がときめく片づけの魔法』近藤麻理著

この著書では、単になんでもかんでも捨てることを薦めているのではない。まぁ実践としては、まず「捨てる」ことから始めるのはその通りなのだが、それを行うにあたっての気持ち、マインド、感情、直感、判断、物を通した自分自身との向き合い方、意識(いろ…

『スィート・ヒアアフター』

よしもとばななさんの最新刊は、いつのわたくしにとってもひじょうにタイムリーな内容で、ちょっと驚くほど。この作品の舞台も半分が、京都。それもわたくしの通勤路や生活圏内にあるお店や食べているものが次々に出てくるので、すっかり登場人物に感情移入…

『声の呼吸法―美しい響きをつくる』米山文明著

笛を吹くにつれ、音に対する姿勢と呼吸の影響をひしひし実感していたところで読んだ。ものすごーく参考になった。体外壁全部で呼吸するとか、、ちょっとやってみます。 それにしても人間の身体っちゅうのは、精巧で賢くできているなぁ〜。 身体love。